小学生のうちにどのレベルまで勉強できておいたほうがいいのかは悩ましい問題ですよね。もちろん全科目が完璧に理解できていれば、中学校の勉強への不安もありませんが、テストで毎回100点をとるわけじゃない子どもはどの程度の学力があれば中学生になっても困らないのかわからない親御さんもいるのではないでしょうか。特に算数に関しては小学生からの積み上げ部分もあります。
つまづいた箇所が小学校の早い学年からだと、取り戻すのに時間がかかるかもしれませんし、その状態で学習塾に通って学習効果があるのかも疑問が残りますよね。それに学習塾は月謝が高いので、小学生のうちから通わせられないと考えるご家庭も多いと思います。その点、通信教育なら毎月の月謝も学習塾よりは高い金額にはならないメリットがあります。
もちろん通信教育となると、ある程度は親御さんが勉強を見てあげる必要はあります。しかし、タブレット型の教材なら丸付けも自動的に行なわれるため、忙しい親御さんでも安心できる部分もありますよね。それにタブレット型の教材なら、お子さんの勉強の進捗に関してもメールで通知が来るので、今日やった学習範囲の確認を遠隔からでも確認することが可能です。
学習塾と比較して競争心や緊張感には欠ける通信教育ですが、マイペースで学習できたり、すきま時間を使って取り組めるなどのメリットもあるため、上手に利用すれば毎日の学習習慣をつけるのにも最適だと思います。それに通信教育は学習塾とは違い家の中でできるので、送り迎えのコストもなく普段通りの規則正しい生活の中で取り組めますよね。
小学生の通信教育はタブレット教材だけではなく紙教材もあります。今の時代に紙教材が必要なのかと思う方もいるかもしれません。ただ記述式の学習だと、タブレット教材よりも使い勝手が良いですし、適当に答えて正解する問題も少ないのが紙教材のメリットだと言えるでしょう。そのため小学生にはタブレット教材が人気ですが、親御さんには紙教材のほうが安心できると感じる方が多いようです。
タブレットでも紙教材でも小学生におすすめの安い通信教育もたくさんあるので、資料請求したり無料体験で試してみるなど、お子さんにマッチした教材を探してみるといいでしょう。お子さんによる個性の違いや勉強の目的も違うため、小学生の通信教育においてはSNSなどの口コミがアテにならない部分も多々あります。授業の復習として通信教育を利用するご家庭もあれば、中学受験のために先取り学習を目的に通信教育を取り入れるご家庭もあると思います。
学習塾のオンライン化も進んできたこれからは、通信教育との線引きが難しくなるでしょうし、通信教育が塾のようになってきている部分もあります。家に教材が届いていただけの頃の通信教育とは違い、学習塾や通信教育の狭間のサービスも増えるでしょうが、いちばんはお子さんに合うかどうかと学習効果、それに小学生の家庭学習ならコスパも大切になってきますよね。そう考えると学校だけが授業の役割を担っている今の体制ってとっても不自然だと感じました。
オンライン化の進む通信教育で大切なこと