不動産取得税の算出方法とは
不動産取得税は、以下の式によって算出されます。
不動産取得税 = 課税標準金額 × 税率です。
課税標準金額とは、固定資産税の評価額を意味します。
固定資産税の評価額は、納税通知書や固定資産評価証明書を利用して確認することができます。
土地を取得して住宅を建てる場合は、特例により固定資産評価額の半分が課税標準金額となることができます。
参考ページ:不動産 取得 税 中古 住宅 不動産を買った際にかかる税金の基礎知識を解説
不動産取得税の税率と特例
不動産取得税は、取得する不動産の種類によって異なる税率が設定されています。
土地の取得や住宅の取得によっては、税率が異なります。
土地の取得や住宅の取得の場合は税率が3%となりますが、住宅以外の建物を取得する場合は税率が4%となります。
ただし、これらの税率は平成20年から平成33年までの特定期間に適用されるものであり、不動産取得税を納税する場合は対象期間であるかを必ず確認してください。
また、特定の場合には不動産取得税が免税されることもあります。
課税標準金額が一定額未満の場合は、土地の場合は10万円、新築・増築・改築の建物の場合は23万円、売買などで取得した建物の場合は12万円が免税の対象となります。
ただし、建物については1戸単位で判断されます。
不動産取得税を少なくする方法
不動産取得税を少なくするためには、軽減措置が設けられています。
具体的な軽減措置は、新築住宅の場合、中古住宅の場合、土地の場合によって異なります。
新築住宅の場合は、不動産価額から1,200万円が控除されます。
不動産取得税の計算方法と税率
不動産取得税の計算方法は、不動産の床面積と価額に基づいて行われます。
まず、貸家の場合は床面積が50㎡〜240㎡である必要があります。
また、貸家以外の場合は、床面積が50㎡〜240㎡の条件がありますが、一戸建て以外の新築住宅の場合は床面積が40㎡〜240㎡である必要があります。
上記条件を満たす場合、不動産取得税の計算式は以下のようになります。
具体的には、不動産の価額から1,200万円を差し引いた金額に対して、税率を乗じたものが支払うべき不動産取得税の金額となります。
例えば、不動産の価額が1,500万円である場合、控除の有無によって支払う不動産取得税の金額が異なります。
建物の種類を住宅とし、税率を3%とする場合、不動産取得税は以下のように計算されます。
1,500万円 – 1,200万円 = 300万円 300万円 × 0.03(税率) = 9万円 したがって、この例では、不動産取得税として9万円の支払いが必要となります。
以上が、不動産取得税の計算方法と税率についての詳細な説明です。
不動産取得税の算出方法とは