不動産購入時の注意点

不動産購入時の注意点
不動産を購入する際には、物件の価格だけでなく、さまざまな要素に注意が必要です。
ただただ価格だけに注目してしまうと、予想外の初期費用がかさんでしまい、予算計画が狂ってしまう可能性があります。
不動産購入に伴う初期費用は、新築物件の場合は物件価格の3～7%、中古物件の場合は6～10%程度と言われています。
この初期費用には、税金や各種手数料、頭金、保険料、手付金などが含まれます。
さらに、引っ越し費用やリフォーム費用も必要になることがあります。
中古物件を購入する場合には、リフォーム費用も忘れずに考慮する必要があります。
低価格で中古物件を購入し、後からリフォームするという選択肢もありますが、その場合はリフォーム費用も初期費用として予算に加えておかなければなりません。
また、リフォームによっては税金優遇措置が適用される場合もありますので、予算計画を立てる際には確認をしてください。
リフォーム費用は、内容によって異なるため、注意が必要です。
また、初期費用の大部分を占めるのが仲介手数料です。
不動産業者を通じて購入する場合には、仲介手数料が必要となります。
仲介手数料の上限は、「販売価格×3%＋6万円」となっています。
しかし、売主と直接取引ができる「売主物件」も存在します。
売主物件の場合、仲介手数料は不要ですが、不動産業者の中立なアドバイスが受けられないというデメリットがあります。
売主は自社物件を売りたいと考えており、不利な情報を伝えない可能性もあるため、注意が必要です。
仲介業者を通じることで公平な取引ができる可能性がありますが、その場合は仲介手数料が発生します。
参考ページ：不動産購入中古物件購入時の注意点は？資金計画から物件選びまで解説
不動産仲介業者がない場合の売主物件の探し方には限界がある
不動産仲介業者がない場合、売主物件を探す際には選択肢が限られているため、不動産仲介業者ならではの中立なアドバイスを受けることができないというデメリットがあります。
売主物件は、不動産仲介業者が関与することなく売主自身が直接販売する物件です。
不動産仲介業者が介入しないため、物件情報の提供や案内を行ってくれる専門家がいないのが特徴です。
このため、売主物件を探す際には、自分で情報収集を行い、適切な物件を見つける必要があります。
しかしこの方法には限界があります。
一つは、情報の不足です。
不動産仲介業者は、市場に出ている様々な物件情報や詳細な情報を持っていますが、売主物件ではそのような情報が限られているため、自分で探す際には情報の不足に悩むことがあります。
また、売主物件は売主自身が販売しているため、売主の意向や価格設定に偏りが出ることがあります。
不動産仲介業者は中立な立場からアドバイスをしてくれるため、オブジェクティブな視点で物件を選ぶことができますが、売主物件ではそのようなアドバイスを受けることができません。
以上のような理由から、売主物件を探す際には不動産仲介業者ならではのメリットがないため、自身で情報収集や物件の選定を行う必要があります。
また、物件情報の不足や売主の意向に偏りがあることを考慮し、慎重に物件を選ぶ必要があります。