住民票の提出手続きと必要な書類
住宅ローンの審査が通過し、契約が成立した場合には、住民票の提出が必要となります。
この時、転居前の住民票か転居後の住民票のどちらを用意すべきか、皆さんは気になると思います。
まず、転居前の住民票には、現在の居住地の住所や氏名などの情報が記載されています。
したがって、転居後の住民票を提出する可能性が高いのです。
ただし、金融機関によっては、転居後の住民票を提出するよう要求されることがありますので、注意が必要です。
しかし、引っ越し手続きを完了していない状態で住民票を異動させてしまうと、法律に違反することになり、罰則が課される可能性があります。
この点にも注意してください。
住民票の異動手続きには期限があります。
引っ越し後の14日以内に手続きを完了しなければなりません。
期限を過ぎると、最大で5万円以下の罰金が課せられる可能性があるため、注意が必要です。
引っ越し直後は忙しくて手続きする時間がないかもしれませんが、できるだけ早く手続きを行いましょう。
通常、住民票の手続きは本人もしくは世帯主が行いますが、代理人による手続きも可能です。
ただし、代理人にする場合は、代理人への委任状が必要です。
そして、期限内に正確に届けを提出するために、必要な書類を準備することが非常に重要です。
以下に必要な書類を具体的に説明しますが、転居先の場所によって異なる点にも注意してください。
参考ページ:マンション・中古一戸建て購入時住宅ローン住民票の移動はいつ?
市区町村内で引っ越しする際の手続きについて
同じ市区町村内で引っ越しする場合、まず市区町村役場に「転居届」を提出する必要があります。
この際、本人確認書類として、運転免許証やパスポートなどを準備してください。
また、印鑑や国民健康保険証、高齢者医療受給者証、乳幼児医療証(該当する場合)も必要です。
異なる市区町村で引っ越す場合の手続きについて
異なる市区町村に引っ越す場合、まず転居前の市区町村役場に「転出届」を提出する必要があります。
この際にも、本人確認書類と印鑑、国民健康保険証、高齢者医療受給者証、乳幼児医療証(該当する場合)を準備してください。
さらに、「転出証明書」というものをもらう必要があります。
代理人に手続きを依頼する場合の手続きについて
代理人に手続きを依頼する場合、まず委任状を作成します。
委任状には、申請者本人の署名と印鑑が必要です。
また、代理人の印鑑と本人確認書類も必要です。
さらに、転出証明書も必要です。
これらの書類を用意し、代理人に手続きを依頼することで、手続きが進められます。
金銭消費貸借契約時に必要な住民票は転居前のもの?転居後のもの?