私は小学校4年生ごろから胸が発達し始めました。そのせいで学生服などは基本的には特注で用意しなければならず、マラソン大会はスタミナよりも肩が痛くなったりなど、いい思い出はありません。もちろんスーツも特注ですし、Yシャツは海外ショップの通販で買わなければボタンがはじけ飛ぶのです。ほかの人よりも確実にお金がかかって仕方がありません。また、胸が大きいと大概の人には羨ましがられます。こんなもの邪魔なだけ、と本心をいえば自慢しているのかといわれます。
もちろん対策をしたことはあります。胸が大きい女性用の強制ブラを買ってつけてみたり、胸筋を鍛えて脂肪を少なくしたり、女性ホルモン抑制剤を使用してみたり・・・
しかし、強制ブラは1枚が高額でつけると息が詰まって気分が悪くなったり、胸筋を鍛えると逆にアンダーが小さくなりカップ数があがったり、女性ホルモン抑制剤の副作用で生理不順になり生理痛がひどくなりました。ですので、私は当然諦めることにしました。受け入れたわけではなく、諦めたのです。なるべくオーバーサイズの服を着たり、スーツもウエストが絞られた女性らしいものではなく、中世的な絞りが少ないものを選んだり・・・
ある時、たまたまグラビアアイドルの女性と友人関係なりました。その女性は私よりも胸が大きいのですが、体にフィットした服を着ていて・・・とてもきれいな女性に見えました。そこで、私は悩みについて相談してみました。すると彼女は、なんで日本サイズにこだわるのか?胸が大きい女性なんて他国ではざらにいると言ったのです。確かにそうだが、日本に住んでいるのだから日本サイズの方が便利ですし、日本人顔にも似合うだろうとは思いませんか?考え込んだ私の考えを見抜いたのか、今度一緒にハワイに旅行に行こうといわれ、一緒に旅行に行きました。
ハワイ旅行はとても楽しく、いつも海では上着を脱がないのですが彼女はビキニ姿で楽しんでしたので私も初めて上着を脱いで楽しみました。あの時、上着を脱ぐことができたのか?それは、周りが私と同じくらいのサイズかそれ以上のサイズの女性ばかりだったからでしょう。その後、ショッピングセンターに行くと大変驚きました。だって、どのお店に入っても私が着ることのできるサイズが絶対にあるのですから。そのことに感動して、ついつい衝動買いをしてしまったのはいい思い出です。日本に帰る飛行機で彼女はこれで服にはこまらないでしょ?旅行しながら必要なものを買えるなんて素敵でしょう?といったのです。
さて、その後私は趣味が海外旅行になりました。一度はあきらめはしましたが、悩みを楽しみに昇華できたことで生活が華やかになりました。
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